常盤貴子

常盤貴子

1972年生まれ。91年女優デビュー以降、テレビドラマ、映画と数多く活躍。映画『赤い月』(03)では、第28回日本アカデミー賞「優秀主演女優賞」を受賞。主な出演作品に、『20世紀少年 全3部作』(08-09)、『アフタースクール』(07)、『引き出しの中のラブレター』(09)、『CUT』(11)、『野のなななのか』(14)など。テレビドラマでは「愛していると言ってくれ」(95/TBS)、「Beautiful Life~ふたりでいた日々~」(00/TBS)、大河ドラマ「天地人」(09/NHK)、連続テレビ小説「まれ」(15/NHK)などがある。2016年は5~6月に舞台「8月の家族たち August:Osage County」(ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出)に出演。

池松壮亮

池松壮亮

1990年生まれ。『ラスト サムライ』(03)で映画初出演。以降も、『半分の月がのぼる空』(09)、『愛の渦』(13)、『大人ドロップ』(14)、『ぼくたちの家族』(14)、『海を感じる時』(14)、『紙の月』(14)、『バンクーバーの朝日』(14)、『劇場版MOZU』(15)など出演が続く。14年公開の出演作に対し、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を始め、数々の賞を獲得した。2016年は5月までに『シェル・コレクター』(坪田義史監督)、『無伴奏』(矢崎仁司監督)、『ディストラクション・ベイビーズ』(真利子哲也監督)、『海よりもまだ深く』(是枝裕和監督)が公開となり、待機作として『セトウツミ』(大森立嗣監督)、『永い言い訳』(西川美和監督)、『デスノート Light up the NEW world』(佐藤信介監督)がある。

佐津川愛美

佐津川愛美

1988年生まれ。『蝉しぐれ』(05)でヒロインの少女時代を演じ、スクリーンデビュー。同作でブルーリボン賞助演女優賞ノミネート。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)でブルーリボン賞助演女優賞及び新人賞にWノミネート。近年の映画出演に『横道世之介』(12)、『ガキ☆ロック』(14)、『グラスホッパー』(15)、『ヒメアノ~ル』(?田恵輔監督)、『貞子vs伽椰子』(白石晃士監督)など。7/2より『片想いスパイラル』(原桂之介監督)が公開。テレビドラマ『朝が来る』(CX)にレギュラー出演中のほか、舞台『THE BAMBI SHOW~1st STAGE~』、『娼年』、『夜にて』が控える。

勝村政信

勝村政信

1963年生まれ。蜷川カンパニー出身。劇団第三舞台に入団、退団まで主要メンバーとして活躍。「天才たけしの元気が出るテレビ」で人気を集めるなど、TV、舞台、映画など幅広く活躍する。主な映画出演作に『ソナチネ』(93)、『HERO』(07)、『禅 ZEN』(08)、『君に届け』(10)、『極道めし』(11)、『クロユリ団地』(13) など。2011年よりテレビ東京「FOOT×BRAIN」のレギュラーMCを務めるほか「いきつけ」(BSフジ)に出演中。2016年10月より『ドクターX』第4シリーズ(テレビ朝日)がスタート、公開待機作に映画『U-31』(谷健二監督)がある。

スタッフ&キャスト Q&A

スタッフ

監督・脚本・編集 東 陽一

監督・脚本・編集
東 陽一

1934年生まれ。長篇第1作は『沖縄列島』(69)。つづく『やさしいにっぽん人』(71)で日本映画監督協会新人賞、『サード』(78)で芸術選奨文部大臣新人賞、キネマ旬報監督賞、ブルーリボン賞などを受賞し、不動の地位を確立する。その後、桃井かおり主演『もう頬づえはつかない』(79)、烏丸せつこ主演『四季・奈津子』(80)、黒木瞳主演『化身』(86)など“女性映画”の旗手として数多くの作品を生み出す。『橋のない川』(92)は毎日映画コンクール監督賞、報知映画監督賞、日刊スポーツ映画大賞監督賞を受賞。『絵の中のぼくの村』(96)ではベルリン国際映画祭銀熊賞、芸術選奨文部大臣賞ほか国内外を問わず数多くの賞を受賞。近年の作品に『ボクの、おじさん』(00)、『わたしのグランパ』(03)、『風音』(04)、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(10)などがある。

原作 井上荒野

原作
井上荒野

1961年生まれ。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞しデビュー。2004年「潤一」で第11回島清恋愛文学賞、08年「切羽へ」で第139回直木賞受賞、11年「そこへ行くな」で中央公論文芸賞受賞。主な著書は「結婚」「それを愛とまちがえるから」「夜をぶっとばせ」「悪い恋人」「リストランテアモーレ」「ママがやった」など多数。最新作は単行本「赤へ」。作品が映画化されるのは、「帰れない猫」(『愛してる、愛してない(“Come Rain, Come Shine”)』(11))、「つやのよる」(『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』(13))に続き3作目となる。

企画・製作・プロデューサー
山上徹二郎

1954年生まれ。1986年に映画の製作・配給会社シグロを設立。1992年に東陽一監督の『橋のない川』の製作を手掛け、毎日映画コンクール他数多くの賞を受賞。その後、東監督の全作品を製作、『絵の中のぼくの村』(96)でベルリン国際映画祭・銀熊賞など多数の映画賞受賞。またプロデューサーとして藤本賞特別賞を受賞。『わたしのグランパ』(03)はモントリオール世界映画祭で最優秀アジア映画賞、『風音』(04)も同映画祭でイノベーション賞を受賞する。『松ヶ根乱射事件』(06/山下敦弘監督)、『ぐるりのこと。』(08/橋口亮輔監督)などの劇映画のほか、ドキュメンタリー映画を含め70作品以上を企画・製作している。2015年度日本映画ペンクラブ賞を受賞。

撮影 辻 智彦

1970年生まれ。『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(07/若松孝二監督)で三浦賞、毎日映画コンクール撮影賞受賞。主な作品に『キャタピラー』(10)、『海燕ホテル・ブルー』(11) 、『千年の愉楽』(12)(すべて若松孝二監督)。ほか『9.11‐8.15日本心中』(05/大浦信行監督)、『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(09/白石和彌監督)など。

照明 大久保礼司

1977年生まれ。主な作品に『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(07)、『キャタピラー』(10)、『海燕ホテル・ブルー』(11)、『千年の愉楽』(12)(すべて若松孝二監督)、『超能力研究部の3人』(14/山下敦弘監督)、『つむぐもの』(16/犬童一利監督)など。

録音 小川 武

1963年生まれ。『恋人たち』(15/橋口亮輔監督)で毎日映画コンクール録音賞を受賞。主な作品に『松ヶ根乱射事件』(06/山下敦弘監督)、『CUT』(11/アミール・ナデリ監督)、『銀の匙 Silver Spoon』(14/?田恵輔監督)、『ロマンス』(15/タナダユキ監督)など。

助監督 藤江儀全

1964年生まれ。長編監督作品として『ジーナ・K』(05)がある。助監督として2016年は『蜜のあわれ』(石井岳龍監督)、『アイアムアヒーロー』(佐藤信介監督)、『世界から猫が消えたなら』(永井聡監督)などが公開されている。

スタッフ&キャスト Q&A

監督・脚本 東陽一

「だれかの木琴」を映像化しようと思ったのはなぜですか。
題名が魅力的な「謎」をふくんでいること。また、映画化にあたって、いろいろな要素を書き加えたり、人物を増やしたりしても、全体の構造がこわれない小説だと考えたから。

キャスティングの理由を教えてください。
常盤貴子さんは、熟成した演技力の、その深い底の方に、ただ「そこに居る」だけで、女の微妙な心の動きを表現できる人、だと思っていたし、池松壮亮さんは、類型的な若者像でなく、もっと自由で繊細な青年の心情を表現できる、若手のホープであるから。

観客へのメッセージをどうぞ。
女と男の間に揺れ動くエロス感覚を、サスペンスフルに、また大胆に描いた映画です。
じっくりと楽しみながら観てください。

原作 井上荒野

映画化オファーを受けて。
まず、東陽一監督に撮っていただけるということにびっくりしました。『絵の中のぼくの村』(96)は、私にとって邦画ベスト3に入る作品で、ちょうど一週間くらい前に久しぶりに観返したところだったからです。不思議な縁を感じましたし、東監督から原作として選んでいただいて大変光栄に思っています。同時に、監督とこの小説の取り合わせは意外な感じもするのですが、その意外性が面白さになるのではないかと考えています。この小説は、ストーカーになっていく主人公の捉え方によって、どんな映画になるかも決まると思うのですが、その点でも、東監督の人間に対する視線を信頼しています。

キャスティングについて。
常盤貴子さんは、いくつになってもイノセントな魅力がある女優さんだと思います。そこが私にとっての小夜子のイメージにぴったりなんです。大きな、きれいな瞳も印象的ですが、そこに小夜子の静かな狂気が宿るところを見たいです。

池松壮亮さんが演じる海斗は基本的にはやさしい男で、でも無責任で、ある種の冷酷さも併せ持っている青年です。そういうキャラクターを、池松さんは年齢的に、肌で理解できるところがあるのではないかと思います。甘さの中の毒、あるいはつめたさの中のわずかな熱のようなものを、彼がどんなふうに見せてくださるのか楽しみです。

観客へのメッセージをどうぞ。
「だれかの木琴」はストーカーの物語です。「少しずつ」「だんだん」の物語でもあります。ごく普通の主婦が、ほんの些細なきっかけで、少しずつ、だんだんくるっていく。どこで間違ったのか。どこまで戻ればやり直せるのか。そんなことを考えながら観てくださると嬉しいです。

一方で、原作と映画とは、べつものであるとも考えています。映画でしかできない表現というものがあります。ラストシーンで使う予定だという音楽について聞いたときゾクゾクしました。私の小説が、東陽一監督によってどんなふうに料理され、あらたな容貌を見せるのか。私自身も楽しみにしています。

主婦:親海小夜子役 常盤貴子

出演することになったお気持ちは?
あの!東陽一監督の映画に参加させて頂けるなんて。『ザ・レイプ』『もう頬杖はつかない』に憧れ、興奮していた女優を始めた頃の私に教えてあげたいです!

小夜子役をどのように演じましたか?
小夜子役を演じるにあたって、監督から、「役作りはしないでください」と強く何度も言われていたので、 「役作りをしない」役作りに挑戦してみました。

池松さんとの共演はいかがでしたか?
東陽一監督作品の一部であろうとする姿が、同じ志を抱いていた私にとっては最高の理解者であり、最強のパートナーでした。

観客へのメッセージをどうぞ。
東陽一ワールドを楽しみましょう!

美容師:山田海斗役 池松壮亮

出演することになったお気持ちは?
東監督の作品に出演できるなんて、嘘じゃないかと思いました。また1つ大きな夢が叶ってしまった気分でした。でもそうも言ってられないので、平気なふりして現場にいこうと思いました。

海斗役をどのように演じましたか?
はっきり言って殆ど東さんに預けていました。僕がやるべき事は、用意してもらった世界を信じることくらいでした。

常盤さんとの共演はいかがでしたか?
殆ど話す機会はありませんでしたが、現場で何も言わず真摯にやってのける姿がとても印象に残っています。その強さは美しく、小夜子という1人の女性に深みと迫力を感じました。

観客へのメッセージをどうぞ。
東陽一監督と、だれかの木琴の脚本に惚れ込みました。どんな映画が出来上がるのか僕自身も楽しみです。乞うご期待ください。

だれかの木琴 イメージ
だれかの木琴 イメージ
だれかの木琴 イメージ
だれかの木琴 イメージ
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だれかの木琴 イメージ
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